ヨミカツ

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マスクをすることで不利益を被るケースでの対策を

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まとめ

  • 「マスクをつけて弁護は出来ない」弁護人のこんな一言で、東京地裁裁判員裁判が2時間超にわたり中断する一幕があった。「遺憾だ」とする裁判所に対し、弁護人は「つけないといけないなら再開は時期尚早だ」と反論した。
  • 弁護人は「感染拡大を防ぐのは大事だが、(被告の)人生を決める重大な裁判。マスクをすることは難しい」と応じなかった。
  • 弁護人は取材に対し、「証人や被告に尋問するときは、質問者の表情も重要になる。マスクをつけると適切な手続きで真実を発見するという裁判のあるべき姿が減じてしまう」と話した。

考察

新型コロナウイルスの感染拡大防止にマスクを着用しましょう」というのは広く浸透してきましが、意志をもって「マスクをつけない」という選択肢もあるのだなと気付かされました。

多くの裁判事例の1ケースと扱うのではなく、「(被告の)人生を決める重大な裁判」と位置付け表情もすべて含み戦う弁護人は非常に勇敢で信頼のおける人だなという印象を受けました。

私は幼い頃病院が苦手だったのですが、その理由を考えると「医師がマスクを着用しており、何を考えているのかわからないから怖かった」というのが一因としてあります。「目は口ほどに物を言う」とは昔から良く言われますが、視線だけ向けられるとどうしてもたじろいでしまうのではないでしょうか。

飛沫感染を防ぐために有効な対策は何もマスクだけではありません。表情が必要な鍵となる場面は他にもあるでしょう。その際にマスク以外の飛沫感染を予防する策はないのか、今一度講じる必要があると感じました。

参考