ヨミカツ

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インドのマイナンバー「アーダール」


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まとめ

  • 新型コロナウイルスが猛威を振るったインドで、ワクチン接種や貧困層への給付金の配布にデジタル技術が活用されている。
  • インドのデジタル化を支えているのが「アーダール」と呼ばれるインド版マイナンバーである。12桁の個人識別番号でアーダールとはヒンディー語で「基礎」を意味している。アーダールは、読み書きの出来ない人のために指紋や顔写真、虹彩といった生体認証を使って個人を識別し、なりすましによる不正を防いでいる。2010年から登録が始まり、これまでに13億人以上の当奥が済んでいるとされる。成人の95%が保有しているとの調査結果もあり「世界最大の生体認証IDプラットフォーム」といわれる。
  • 個人識別番号を整備するにあたり、インドの強みは米国シリコンバレーで長年活躍したインドジン企業家やIT技術者の存在だった。

考察

先日日本のマイナンバーカードを保険証として使えるように整備を進める、との記事を書いた翌日にインドでのマイナンバーの活用方法の記事が掲載されており、その違いに驚いた。かつては先進国と言われた日本も今やITの分野では後進国となっているの様を見せつけられたようだ。今後もITは進化を続けるはずである。日本もIT技術者をどんどん育て、真に国民にとって利益となるようなシステムを構築していってほしい。

参考

(世界発2021)インド支える「マイナンバー」 13億人超が登録、コロナ禍で活用:朝日新聞デジタル