アサヒビール、紙資材の見直しへ

まとめ
- アサヒビールは15日、ビールなどの缶入りパックの紙資材に、缶の上部だけを固定したエコパックを導入すると発表した。紙の使用量を6〜7割減らせるという。
- 紙資材の重さは9.5グラムで350ml缶で65%、34.6グラムだった500ml缶で73%紙を減らせる。
- 顧客の反応などをみた上で2023年以降拡大を目指している。
考察
最近料飲品のラベルレスなどこれまでの包装のあり方が大きく変わっている。今回は缶パックの紙資材の刷新とのことだが、紙資材は運搬が終わればゴミとなり廃棄されてしまう。今回の紙資材の刷新は廃棄を減らす上でもとても大きいと思う。今回の刷新を元に他の製品でも「本当にこの包装は必要か」とその必要性をもう一度考えたいと思う。
参考
イオン、キャンドゥを子会社化へ

まとめ
- 小売大手のイオンは14日、100円ショップを展開するキャンドゥの子会社化を目指して株式公開買い付けを実施すると発表した。
- イオンは15日〜11月24日に、キャンドゥの株を1株2,700円で買い付けし、約160億円で計37.18%の取得を目指す。
- キャンドゥにとってはイオン傘下に入ることで出店機会の確保や物流の効率化を、イオンは食品以外の品揃えを強化する見込んでいる。
考察
今や私達の生活に無くてはならない存在となった100円ショップ。大きなショッピングモールにも必ずと言ってもいい程出店している。今回業界3位のキャンドゥがイオンと組むことで業界の勢力図が変わるのか注目したい。
参考
インドのマイナンバー「アーダール」
まとめ
- 新型コロナウイルスが猛威を振るったインドで、ワクチン接種や貧困層への給付金の配布にデジタル技術が活用されている。
- インドのデジタル化を支えているのが「アーダール」と呼ばれるインド版マイナンバーである。12桁の個人識別番号でアーダールとはヒンディー語で「基礎」を意味している。アーダールは、読み書きの出来ない人のために指紋や顔写真、虹彩といった生体認証を使って個人を識別し、なりすましによる不正を防いでいる。2010年から登録が始まり、これまでに13億人以上の当奥が済んでいるとされる。成人の95%が保有しているとの調査結果もあり「世界最大の生体認証IDプラットフォーム」といわれる。
- 個人識別番号を整備するにあたり、インドの強みは米国シリコンバレーで長年活躍したインドジン企業家やIT技術者の存在だった。
考察
先日日本のマイナンバーカードを保険証として使えるように整備を進める、との記事を書いた翌日にインドでのマイナンバーの活用方法の記事が掲載されており、その違いに驚いた。かつては先進国と言われた日本も今やITの分野では後進国となっているの様を見せつけられたようだ。今後もITは進化を続けるはずである。日本もIT技術者をどんどん育て、真に国民にとって利益となるようなシステムを構築していってほしい。
参考
マイナンバーを保険証に、導入準備7%止まり
まとめ
- マイナンバーカードを保険証として利用するシステムが今月20日から本格運用に切り替わるものの必要なシステムの導入が済んだ医療機関は7%と本格運用とは程遠い。
- マイナンバーカードの交付率は10月7日現在で38.6%とマイナンバーカードを持っている人の数も未だ少数である。背景には政府が示すメリットをメリットと感じられないことやカード自体の扱いが難しく「怖い」と感じる国民が多いことが挙げられるという。
- 政府はマイナンバーカードを保険証として利用する際の関連費用の補助金を増額しており、厚労省は「1年半後には半数の施設でマイナンバーを保険証として使えるようになる」との見方を示している。
考察
昨年行われたマイナポイント事業で国民のマイナンバーカードの取得率が上がったかと思ったら未だ4割に満たない水準ということでとても驚いた。私は身分証としてマイナンバーカードを携帯しているが、身分証として認められない場合も多くマイナンバーカードの扱われ方に関しては疑問に感じる場面もある。今後保険証や運転免許証として本当に機能していくのか。個人の意見としては身分証をまとめて持ち歩くのは紛失したときのリスクが大きいのでひとまとめにしてもらえるとありがたいと感じる。
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児相の一時保護の是非に第三者の目
まとめ
- 児童相談所が、虐待の疑いなどのある子どもを安全のために親から離す一時保護は約5万3千件、在所平均期間は約1ヶ月だが、親と児相が対立して1年以上の親子分離を招くこともある。
- 児相の判断の妥協性について、第三者の目を採り入れる試みが始まっている。
- 一時保護は虐待などのリスクから子どもを護る一方、日常生活から切り離されるという子どもの権利を制限する重大な判断であるため、慎重な判断が求められる
考察
昨日出来なかったことが今日出来るようになったりと子どもの成長はとても早い。正当な理由があり一時保護されているのなら良いが、ずるずると一時保護を引き伸ばしにしていると親にとっても子どもにとっても離れている期間は辛いものとなる。時間は巻き戻せない。児相が虐待・ネグレクトを懸念し、保護するのは最もな理由であるが、やはり第三者の公正な視点は大事だろう。
参考
観客者の間に隔たる見えざる壁
まとめ
- Jリーグのルヴァン杯準決勝が行われた愛知・トヨタスタジアムでは陰性証明書などで入場を別枠で認める「ワクチン・検査パッケージ」での入場実験が実施された。
- 観戦者は専用の窓口で「ワクチン接種記録証」または「PCR検査陰性証明証」と本人確認が出来る書類を提示すると無観客ゾーンで隔てられた対象者席ソーンで観戦が出来るというもの。
- これまでにいくつかのスポーツイベントでも実施され、今後予定されているプロ野球の日本シリーズなどでも準備を進めているという。
考察
私はコロナワクチンの接種が人よりも遅くようやく2回目の接種が終わったところだ。以前プロ野球の某球団がコロナワクチン接種済みの人を対象にチケットを販売しており、その試合をテレビで観て「こんなにも多くの人がもうワクチンを接種済みなのか」と驚くと同時に自分が「コロナワクチン未接種者」という少数派に属していることを知った。
コロナワクチンの接種を推奨されているものの、接種の判断は個人の判断に委ねられている。コロナワクチンに対する批判も未だ根強く、何らかの事情があり未接種の人も特別な思想を持っていると思われても仕方ないような風潮が漂っている。アレルギーがある、遺伝的に接種が好ましくない人など、接種したくとも接種出来ない人もいるだろう。私のように接種したくとも自治体の枠が埋まり予約が出来ず順番を待っている人もいる。
コロナワクチン接種、陰性証明で線を引いてしまうと見えない壁が出来てしまい苦しめられる人が出ないだろうか。私も壁の向こう側に居た側の人間なので心配でならない。
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ストーカー加害者への支援、広がるか
まとめ
- 北海道県警は2015年からストーカー加害者への治療・カウンセリングなどの受診を勧め、更生や再発を防止する取り組みを始めている。カウンセリングに関する費用は5回まで公費で負担するなど道警と専門機関が一体となり支援に繋げている。
- カウンセリングや専門機関の受診を勧めるも、公的に強制力はなく専門機関を受診する人数も少なく、本当に再発の防止に効果があるのかはまだ科学的に証明されていない。
- 実際に専門家の治療を受けた加害者の中には相手への執着心も無くなり「治療を受けて良かった」と感じている人もいる。
考察
ストーカー行為に限らず他の犯罪でも言えることだが、被害者だけではなく加害者も心の傷を負っているケースが多いだろう。加害者を再発から護るためには刑罰だけではその後自分を律するのは難しく、自身の良心に任せるのではなくどうして犯罪に手を染めてしまったのか、その心の内から更生していくべきだろう。また、自分が加害者になってしまったと認めるのはとても勇気のいることであり、その一歩を踏み出そうとしている人に支援の手を差し伸べるのは社会のシステムとして有益であると考えている。