まとめ
- IT大手のミクシイは、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、リモートワークをしている従業員に5万円の特別賞与を出すことを決めた。
- ミクシィは東京・渋谷の本社で働く全従業員を対象に、3月30日からリモートワークを推奨し、4月8日からは原則として出社を禁止していた。
- 一律の通勤手当を5月分で一時中止する代わりに、光熱費やネット回線費などの負担増に配慮して1万円を支払う。机やいす、モニターなど、リモートワークに必要なものの購入費を2万円(税別)を上限とし、3月に支給していた。
考察
今回の新型コロナウイルスではリモートやテレワークでの働き方が強く推奨された。しかしながら、設備的な面でテレワークを実施したくても出来ない企業も多くあっただろう。ミクシィはテレワークの実施について、早い段階から従業員に対して方向性を示すことに成功していたと言うことが出来る。
ただ、「自宅での業務を」と伝えるのではなく、従業員が実際に家で作業をすることになったらどのような不自由が生じるのか、従業員が追うであろう負担はどのくらい増えるのか、親身になって案じた結果だろう。
自社の利益や将来だけを考えるのではなく、働く従業員の環境のことも考え施策を打っていくことが今後は求められるのではないかと思う。