ヨミカツ

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中東派遣の第2次舞台として海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」出航

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まとめ

  • 中東派遣の第2次舞台として海上自衛隊護衛艦「きりさめ」が10日、日本を出発した。
  • 昨年末に閣議決定された中東派遣は、日本関係船舶の安全確保のための情報収集を目的としている。ただ、不測の事態には海上警備行動が発令され、武器による船の防護にまで踏み込む可能性もある。
  • きりさめは6月前半には中東海域に到着し、1次隊の護衛艦「たかなみ」から任務を引き継ぐ予定。

 

自衛隊の中東派遣について

――自衛隊を中東地域に派遣する目的は。

派遣の目的は、日本関係船舶の安全を確保するための情報収集態勢の強化にあります。中東は世界の主要なエネルギー供給源であり、日本は原油輸入の88%を中東に依存しています。日本関係船舶だけでも年間でホルムズ海峡は約3900隻、バベルマンデブ海峡は約1800隻が往来しています。中東地域の平和と安定は、日本と世界にとって非常に重要なのです。

しかしながら近年は、イラン核合意からの米国の離脱もあり地域の緊張が高まっています。今年6月には日本関係船舶が何者かに襲撃される事案が発生しました。こういう中にあって、船舶の安全確保に向けた取り組みは重要です。

――情報収集活動に、なぜ自衛隊を派遣するのか。

中東では日本だけではなく、米国や英国、フランス、インドなど多くの国が海軍を派遣して情報収集活動を進めようとしています。外国の海軍と情報交換をするため自衛隊である必要があります。これらの国と連携して情報交換することで、安全な航路を確認することができます。その情報を日本関係船舶に伝えるのです。

(引用:政府、自衛隊を中東に派遣 | ニュース | 公明党

考察

中東派遣の第2次舞台として海上自衛隊護衛艦」「きりさめ」が10日、日本を出発した。世界的に新型コロナウイルスが流行している中での出航となった。中東派遣される隊員はPCR検査を受け中東の洋上で2週間隔離されたのち、陽性者がいないければ上陸し、任務に当たる。

ただでさえ中東地域は緊張状態が続く地域であり、政府から与えられた「調査・研究」を遂行するには多くのストレスが係る。その上見えない新型コロナウイルスとも戦わなければならない。

1次隊の護衛艦「たかなみ」の任期が満了したことによる交代派遣ということだが、今の世界的状況を鑑みると果たして今本当に中東に行く必要があるのか、空白の期間を設けることで日本に甚大な被害が出るのか、熟考したとは考えにくい。自衛隊員とは言え、1人の日本国民であり、誰かの大切な人である。命より大切なものはない。本当に賢明な判断だったと言えるのだろうか。

 

参考