まとめ
- コロナウイルスの「抗体検査」とは、ウイルスに感染すると、体の中で異物を排除しようと免疫反応が起きる。その際に出来る「抗体」というたんぱく質を調べる検査だ。
- PCR検査はウイルスの遺伝子を増やして検出する。PCR検査は新型コロナウイルスに感染しているか否かを検査するもので、抗体検査は過去に新型コロナウイルスに罹患していたかどうかを検査するものになる。
- 感染していても症状が出ない人(無症状者)の割合もわかるかも知れないと関心が寄せられている。
検査方法の違い
考察
イギリスやアメリカでは新型コロナウイルスの抗体をもつ人に「免疫証明書」を発行し、社会活動を再開させる案も出ているなど、新型コロナウイルスの抗体に関する関心が高まっている。
新型コロナウイルス有効なワクチンがまだ見つかっておらず、対策は長期戦に渡ると見られているため、抗体を持った人が今後戦場で闘う戦士となって活動してくれることになるだろう。
PCR検査は検査を希望する人に対して、検査体勢が追いつかないとの指摘がされた。日本での抗体検査についてまだ具体的な議論はされていないものの、一定数が治癒、退院した際には必要性とその活用方法について問われることになるだろう。
数年が経ち、新型コロナウイルスの事態が収束した際には一体人口の何割がこの新型コロナウイルスの抗体を持っていることになるのだろうか。