ヨミカツ

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「生」に対する人の介入、どこまでなら許されるのか

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まとめ

  • 体外受精で得られた受精卵のすべての染色体の数を調べ、異常のないものを子宮に戻す「着床前検査」の有効性を調べる研究の中間報告では通常の体外受精に比べて流産率が下がったという。
  • 受精卵を子宮に戻せた人で妊娠に至ったのは66.2%で通常の体外受精の33%を上回った。流産率は9.9%だった(通常の体外受精の流産率は25%)
  • 妊娠することへの期待がある一方で長期的にみて出生した子どもにどのような影響が及ぶのかは未だわかっていない

考察

先日体外受精によって出生した子どもの割合が14人に1人になったという報道がされていた。(参考:体外受精児最多、14人に1人:朝日新聞デジタル)生殖医療の進歩は目覚ましく、もはや神の手の領域に踏み込んでいると言っても過言ではないだろう。今回の中間報告も喜ばしい報告ではあるものの、どこまで「生」に人の手を加えるのか、議論は尽きない。

参考