ヨミカツ

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変わる「常識」と「価値観」

f:id:hase-base:20200502113044j:plainまとめ

  • 1日に政府の専門家会議がまとめた提言は新型ころなウイルスの新規感染者は減っているものの、減り具合が目指したほどではなく医療体勢も逼迫していると指摘した。
  • 新型コロナは世界に蔓延し、現状では根絶は困難だ。「一定期間はこの新たなウイルスと共に社会で生きていかなければならない。」提言は、対策が長丁場になることを覚悟しなければならないと呼び掛けた。
  • 対策を緩められる地域でも以前の生活に戻る状況は想定していない。感染拡大のリスクが高い密集・密閉・密接の「3密」を徹底的に避け、手洗いや他人との距離を保つのは不可欠。
  • テレワークなども引き続き重要だ。全国的な大規模イベントも、感染対策が整わなければ中止も求めるとしている。

 

考察

4月7日に緊急事態宣言が発出され、期限となる5月6日が迫ってきている。政府としては緊急事態宣言を1ヶ月程度延長する方針を固めている。政府の専門家会議は「すぐに従来の生活に戻ることは難しい」と述べ、人との繋がりが希薄にならざるを得ない状況は依然として続きそうだ。

新型コロナウイルスの騒動が起きる前は、「人が集まるところ」「行列が出来るところ」など家の外に人々の注目や話題は置かれていた。しかし、ステイホームが主流になると、以前優位に立っていた物事が「危険」と認識され、物理的に、そして心理的に距離を置かれるようになった。

今回の新型コロナウイルスではこれまで何十年かけて作りあげられてきた「常識」が一瞬にして変わってしまった。長年の蓄積によって身についた「普通の感覚」や「価値観」をどれだけスピーディに変更していけるかがこの長丁場を乗り切るための鍵となるだろう。

参考