メーデーオンライン開催へ
まとめ
- 5月1日のメーデーを前に、労働組合の中央組織・連合が29日第91回メーデー中央大会を開いた。
- 例年は代々木公園で開いているものの、今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、初めてオンラインでの動画配信で行われた。
- メーデー当日に開催される式典はオンラインで中継されることになった。
メーデーとは
- 「8時間は仕事のため、8時間は休息のため、残りの8時間は好きなことのために」。1886年の5月1日、アメリカの労働者がそう訴えてストライキをしたのがメーデーの起源となる。
- メーデー(May Day、直訳すれば「5月の日」)は、世界各地で毎年5月1日に行われる労働者の祭典。ヨーロッパでは夏の訪れを祝う意味を持った日である一方、旧東側諸国などでは労働者が統一して権利要求と行進など活動を取り行う日としている国もある。「労働(者)の日」(Labour Day)ともいうが、いくつかの国ではその国独自の「労働者の日」を定めているため、International Labour Day との言い方も存在する。(メーデー - Wikipedia)
日本に於けるメーデー
- 日本では、1905年(明治38年)メーデーの先駆けとなる平民社の主催で茶話会というかたちで開かれた。
- 1936年、二・二六事件発生により戒厳令が敷かれた後、3月24日にメーデー開催が禁止され、第17回メーデーは中止された。
- 第二次世界大戦敗戦翌年の1946年、「働けるだけ喰わせろ」をスローガンに掲げ、11年ぶりのメーデーが通算で17回大会として盛大に開かれた。
考察
昨今の新型コロナウイルス感染症の騒動で労働組合、ユニオンが注目されている。(例:1人でも加入できる労働組合(合同労組) | 労働組合対策相談室)未曾有の事態が起きている現在、医療従事者や小売業者などではこれまでの働き方とは大きく異なる働き方を強いられている事態が起きている。
その一方で突然雇用契約を切られるなどの問題も起きている。アフターコロナの時代を形成するために今年のメーデーはとても重要だということが出来るだろう。従業員が気持ちよく、自分の為にお金を稼ぎ世の中に貢献するというスタイルを築き上げていくために。
歴史の中で大きな転換点を迎える今年のメーデーは時代の流れに従い、オンラインで行われることになった。オンライン化されたメーデーは果たして今戦っている従業員の心のうちを代弁してくれるのだろうか。